構成力に悩んでいる人におすすめ 構成力が劇的に向上する4つの秘訣
創作する物語をシンプルな1行から4行にまとめる方法をお伝えしています。物語の骨組みとなる枠組みを設定します。

 

漫画家志望者や創作者の中には、ストーリーのアイデアやネタはあるけれども、それを物語にまとめるスキルが足りないと感じている人が多いようです。

 

そこで今回は効果的な創作法をいくつか紹介します。

 

 

一行あらすじ(ログライン)法


作品のあらすじを一行で簡潔にまとめる方法です。

 

この方法を使うと自分の作品の魅力、特徴、テーマなどが明確になります。

 

例えば「自分の作品はどんな話?」と友人に聞かれたときに、一行でスムーズに答えることができるような一行あらすじを作ります。

 

その際には『Aな主人公が、Bと出会ってCする話』

 

  • Aは主人公の悩みや課題
  • Bは障害、敵キャラ、状況など
  • Cは何をするか

 

という形式で書くと物語の核が見えやすくなります。

 

変化法

 

物語の中でキャラクターが変化するポイントを中心に書くことで、物語にまとまりが出ます。

 

Aだった主人公がBになるストーリー

 

「負け犬」→「勝者」なら、競技や勝負もの

 

「嫌悪」→「愛情」なら、恋愛もの

 

など、AからBへどう変わっていくかを考えるとストーリーの流れの基本軸が決まります。

 

見せたい、伝えたいメッセージをBにしてその逆のことをAに設定すると考えやすいでしょう。

 

この方法はAとBを考えるだけでいいので書くことは2行です。

 

序破急

 

ストーリーを序破急という3つのパートに分けて考えていく方法です。

 

三幕構成とも言います。

 

【序】で主人公の抱える問題・目的を示す

 

【破】で主人公は問題・目的を達成するために障害や対立、衝突に直面する

 

【急】で主人公は障害を克服する解決策を見つける

 

というようにストーリーを3つの単位に分けて考えていく方法です。

 

  • 序で苦悩
  • 破で衝突
  • 急で克服

 

ということを意識すれば話が上手くまとまります。

 

考えることは3行で済みます。

 

起承転結

 

ストーリーを4つの区切りから作っていく方法です。

 

【起】 事件が発生したり主人公の抱える

 

問題や目的を示す部分

 

【承】 問題や障害が次々と起こって展開する部分

 

【転】 主人公が問題の解決や

 

目的の達成に向けて最後の試練に挑む部分

 

【結】 どうなったかの結末を描いてストーリーを閉じる部分

 

という感じになります。

 

  • 起で問題を提示して
  • 承で問題が展開して転がっていく
  • 転で問題が解決するかどうかのクライマックスが来て
  • 結で問題が解決する

 

と考えるともっとわかりやすいです。

 

4行でストーリーの骨組みができます。

 

まとめ

 

1行から4行までで出来るストーリーの作り方を紹介しました。

 

小さな単位からストーリーを作っていくと 物語の構成もスムーズになります。

 

ストーリーの作り方に困ったら、ぜひ試してみてください。