個性豊かなキャラクター制作講座‐オリジナルなキャラを生み出す4つのポイント
他と差別化できる個性的なキャラクターを作るために
重要な4つの設定ポイントを説明します。

 

漫画の創作において、キャラクターの役割は非常に重要です。

 

オリジナルで個性的なキャラクターを作りたいと思っても、個性的なキャラというのは漠然とした概念で具体的にどうすれば個性的なキャラが作れるのか分からないことも多いでしょう。

 

そこで、個性的なキャラクターの要素を4つに分類してみました。

 

これらの要素を明確に設定することで、キャラの個性をはっきりとさせることができます。

 

また、それぞれの要素がキャラクターの行動や思考に影響を与えることで、キャラクターが立体的に見えるようになります。

 

さらに、作者自身もキャラクターの行動パターンや反応を予測しやすくなるので、物語の展開やエピソードを考える際にも役立ちます。

 

キャラクター創作において有効な方法ですので、ぜひ覚えておいてください。

 

個性的なキャラクターを作る4つの要素

願望

 

まず最初に設定するべき1つ目の要素は『願望』です。

 

キャラクターが何を望んでいるか、何を求めているかを明確に設定しておくことです。

 

願望はキャラクターの行動の最大のモチベーションになります。

 

  • 「金持ちになりたいから、○○する」
  • 「有名人になりたいから△△する」
  • 「好きな人に気づいてもらいたいから□□する」

 

このように、キャラクターが何をするかは、そのキャラが持つ願望によって決まります。

 

願望は具体的に設定することが大事です。

 

ここでよくある失敗例としては、キャラクターが行動する動機となる願望の理由を物語の中できちんと説明していない場合があります。

 

  • 「どうしてそのキャラクターは告白したいほど好きになったのか」
  • 「どうしてそのキャラクターは敵やライバルを倒したいのか」
  • 「どうしてそのキャラクターは冒険したいのか」

 

物語の中で願望を持つ理由を示さなければ読者はそのキャラの行動に感情移入できず、物語に入り込めません。

 

だから、創作したキャラクターの願望を物語の中で描写することで読者はそのキャラクターを理解してくれるようになります。

 

創作したキャラクターが持つ『願望』を明確に設定することで個性が際立ちます。

 

好き嫌いの基準

 

2つ目の個性的なキャラクター創作の要素は『好き嫌いの基準』です。

 

例えば、遊びに行くとしたら人によって好きな場所は違ってきます。

 

  • ある人は遊園地でジェットコースターに乗りたい
  • ある人はカラオケで歌いたい
  • ある人は温泉でリラックスしたい

 

というように、人によって好みが違うので行きたい場所も変わります。

 

また、嫌いなことも考慮すると行きたい場所の選択肢はさらに変わってきます。

 

  • ある人は遊園地が好きでも、混雑が嫌だから空いている遊園地にしか行かない
  • ある人はカラオケが好きでも、人見知りだから少人数でしかカラオケに行かない

 

このように、嫌いなことも人によって違うので行動の選択肢も変わってきます。

 

キャラクターも同じです。

 

創作したキャラクターが何を好んで何を嫌っているかによって、ある状況やシーンに置かれたときにそれぞれのキャラの好き嫌いの基準によって反応が変わってきます。

 

敵やライバルを倒すというよく使われるストーリーパターンでも、そのキャラがどんな手段を使って倒そうとするかはキャラクターの好き嫌いの基準の違いによって、つまり価値観の違いによって大きく異なります。

 

  • 「正々堂々と戦って敵を倒す」
  • 「効率的に策を練って倒す」
  • 「怪我をするのが嫌だから、敵に取り入って隙を見て仕留める」

 

など、そのキャラクターが使う方法は、好き嫌いの基準によって、どんな行動をとるかが変わります。

 

嫌いなことは当然やりたくないので、行動する確率は低くなります。

 

逆に好きなことは行動に移す確率は高くなります。

 

「学校で苦手な科目は勉強したくありますか?」

 

と聞かれれば誰でも勉強したくないですよね。

 

でも、好きなことの勉強なら自分から積極的に学びたい知りたいと思うことなので勉強が辛くなりません。

 

それと同じです。

 

キャラクターが何を好きで何を嫌うのか、その価値観の基準によって行動にかなりの多様性が生まれます。

 

能力

 

3番目のキャラクターを創作するポイントとして挙げられるのは『能力』です。

 

そのキャラが逆境や絶体絶命の危機といった状況に陥っても、どのような能力やスキルをキャラクターが持っているかによって次に起こすアクションや行動が大きく変わってきます。

 

不良にからまれたというシチュエーションだとしても

 

  • プロの格闘技の技を身につけている
  • 変身してスーパーヒーローになるアイテムを持っている

 

などの、スキルや能力を持っていると不良にからまれても撃退しようとする確率は高いでしょう。

 

でも逆に戦えるようなスキルを持っていないとへりくだったり、逃げ出したりすることを選ぶ確率が高いかもしれません。

 

同じような性格のキャラクターだとしても持っている能力しだいで行動の選択に変化が出ます。

 

また、この能力というのは自分自身に備わっている能力だけではなくて、外から付加されている能力でも効果があります。

 

  • お金持ちの家系
  • 強力な助っ人やパートナーがいる

 

などです。

 

これらも大まかにいうと、そのキャラが持っている能力やスキルの一部です。

 

お金持ちの例をだすと、何か困難なことが起こってもお金を使って解決ができることなら、大金を使って解決ができるわけです。

 

お金がない貧乏なキャラだとそれはできません。

 

同じように魔法のアイテムを持っていることなどもスキルの一つです。

 

魔法のアイテムの力によって、問題を解決できる可能性があるからです。

 

このように、キャラクターがどのような能力を所持しているかを具体的に設定しておくことで、キャラクターがより明確になります。

 

欠点・弱点

 

4つ目のキャラクター作りのポイントが『欠点・弱点』です。

 

キャラクターを作る初心者がよくやってしまうことに、自分で創作したキャラクターを愛するあまり欠点や弱点がない完璧なキャラにしてしまうことがあります。

 

でも実際にはそのような欠点の一つもないようなキャラは読者にとってはあまり魅力を感じないキャラになりがちです。

 

物語の登場するキャラに、どこかしらの欠点や弱点があるからこそそのキャラを身近に感じたり、人間味を感じたりして好感が持てるわけです。

 

そして、欠点や弱点などの欠けたるところがあるからこそ悩んだり、問題が起こったりしてキャラクターの奥深さに繋がっていくわけです。

 

より個性的になるということですね。

 

手っ取り早くキャラクターの個性をつけたいのなら、大きなハンディキャップや弱点を設定することがお勧めです。

 

欠点をつけることで、その欠点を克服しようとしたり何とかして弱点を補おうとしてキャラクターが行動を起こしやすくなります。

 

せっかく作ったお気に入りキャラに欠点や弱点を付けたくない気持はわかります。

 

でもそのキャラに弱点や欠点を付与することにより、一気にキャラクターが存在し生きている感じが増します。

 

欠点や弱点をつけることでキャラの魅力が醸し出されてくるから不思議です。

 

欠点も魅力的なキャラクターの創作には、欠かせない要素の一つなんですね。

 

欠点や弱点については
⇒ キャラ立ち効果バツグン!キャラクターの悪い特徴・欠点30パターン
が一つの参考になります。

 

大きな長所や才能の反対側には大きな弱点も存在していることがほとんどなので、能力やスキルとセットで欠点と弱点を考えてみるといいかもしれません。

 

まとめ

キャラクターの個性を具体的にする4つのポイントについてお伝えしました。

 

魅力的で個性的なキャラクターを作りたいといっても、作るポイントが絞られていなくて範囲が大きすぎるとどう作っていっていいのか混乱するので、一つの方法としてキャラ創作の指針になってくれるでしょう。

 

漫画や物語にとっては、とにかくキャラクターが一番重要な要素として挙げられます。

 

面白い漫画ストーリーの第一歩は魅力的で個性的なキャラクター創作が必須になります。

 

キャラクターをより個性的で具体的にイメージできるように、いろいろとキャラの設定要素を考えてみてくだい。